2024年11月20日 17時00分
インタビュー
2024年11月20日 17時00分
インタビュー
(左から)越岡裕貴さん、福田悠太さん、辰巳雄大さん、松崎祐介さん
――さらに年末には恒例の「ENTA!」が控えています。今回で7年目ですが、これまで「ENTA!」で感じたお互いのすごさとはどんなところですか?
越岡 「ENTA!」っていろんなことありすぎて覚えてないんですよね~(笑)。
辰巳 こっしーのすごいなと思うところをあげるとしたら、「ENTA!」は自由に楽しんでいいんだってスイッチを入れてから、一番楽しそうなところ。本人は自覚ないと思いますけどね。学校の休み時間って、何で盛り上がったか覚えてないのと一緒で。
越岡 まじでそんな感じ。
辰巳 遊園地に行ったときは「ジェットコースター楽しかったね!」って覚えているけど、学校の休み時間は何で笑っていたか覚えてないもんな。
越岡 でも、楽しんでるのはみんなもじゃない?
辰巳 みんなそうだけど、特にこっしーは楽しんでるし、そのこっしーを見られるのが「ENTA!」って感じだよ。
越岡 コントのシーンではアドリブするし、ゲストの方も来ていたから毎公演ちょっとずつ違うんですよ。おともだち(ふぉ~ゆ~のファンネーム)の皆さんとの忘年会みたいな感じだから、自然とそうなっちゃいますね。
――アドリブは「ENTA!」を始めた頃から楽しめていましたか?
福田 いや、初演のときは全部ガチガチに決めて、リハーサルもちゃんとしていたんです。でも、回を追うごとに「あんまり決めないほうがいいんだな」って思い始めて。それならルールだけ決めて、それに乗っかるほうが自分たちも楽しめるし、お客さんにも楽しんでもらえるって気付いたんですよね。そこから自分達らしくエンジョイできる状況を作っていくように変わっていきました。だから、プロデューサーさんが「これ面白かったよ! またやってくれよ!」って言われたことはやらないって決めてます(笑)。
松崎 そう。あの人に「やってくれ!」って言われると、なぜかやりたくなくなっちゃうんですよね~。
福田 それで勝手に違うことやって、周りのメンバーがそれに気付いて乗っかってくるという……。
辰巳 そのプロデューサーさんは、毎公演ゲストが来ていた最初の「ENTA!」で、ゲストの方との事前打ち合わせをさせてくれなかった人なんですよ。ふぉ~ゆ~がこれからテレビに出ていくにあたって、テレビではどんなことを話すか決められていない中、その場でどれだけ食らいついていけるかが大事になってくる。そういうことをやらせたいという思いがあってのことだったんですよね。「いつかテレビにいっぱい出るときのために」って。それはめちゃくちゃタメになったなと思いますね。
福田 本当に感謝ですよ。
松崎 (手を合わせて)…ありがとう!
福田 (手を合わせて)「ENTA!7」頑張るね!
辰巳 いやいや、生きてんのよ(笑)!
――今回はどんな内容になりそうですか? テーマは「愛の王国」とのことですが。
福田 本筋は決まっているんですけど、まだ教えてもらえない部分があるんですよね。
辰巳 でも、「愛の王国をやる」「愛の王国には国歌もあるし、みんなが愛を語るんだ!」って言われています(笑)。あと、やりたい曲を共有してもらったんですけど、古すぎて僕らでもわかんない曲がいっぱいあって。
松崎 おともだちもポカンとすると思うよ。
辰巳 僕らが「ラップやりたい!」って言ったら、「言葉が詰まりすぎて入ってこないんだよな」って言われたし(笑)。
――今年は年末だけでなく年始にも公演がありますよね。
辰巳 そうなんですよ。毎年1月2日には絶対実家に帰っていたんですけど、今年は帰って姪っ子とゆっくりできないな~。
福田 オードリーの春日さんとの新年会もできないんじゃない?
辰巳 そうだ~!! 所沢仲間として2年連続で開催していたんですけど、来年は怪しいですね。でも、僕らが先輩方から引き継いでる精神として、「みんなが休みのとき働く。みんなが働いているときはもっと働く」というのがありますからね!
越岡 年始に楽しい「ENTA!」で始められるのはいい気がするよ。今まで年末の忘年会的にやっていたショーで新年会もできるんだから。
松崎 ちょっと変えなきゃいけないところがあるかもね。
辰巳 これまでは「メリークリスマス! 来年もまた!」って言ってたけど、最後の公演は来年だからね。
松崎 これはもしかして、2部作になる!?
辰巳 お! まさかの「ENTA! ルネ&ルッキオ編」(笑)!?
福田 でも「ENTA!」って生ものだから、会場ってすごく大事なんですよ。今回はZepp Haneda(TOKYO)という新しい会場に行くので、また違う「ENTA!」になると思います。お客さんはみんな遊びに来るわけですが、僕らは遊びに来る人以上に遊ぶつもりでいます。来年は自分たちなりに計画してることもあるし、それを実現できるように「ENTA!7」で景気よく(一年を)始められるね。
――しかも、今回は大阪公演で通算公演数100回を迎えます。そんなふぉ~ゆ~にとってのエンターテインメントってどんなものですか?
福田 「さっき面白かったことより、もっと面白いことを」という気持ちで「ENTA!」をやってきた経験がすごく生きているんです。自分もお客さんも一緒に楽しむことがエンターテインメントなんだって「ENTA!」を通して学びました。
――ふぉ~ゆ~らしい言葉ですね。皆さん自身はどんな瞬間にふぉ~ゆ~だなって感じますか?
福田 自分たちだけで盛り上がるときですかね(笑)。
越岡 それが許されてるのが「ENTA!」なんだよね。周りの人を置いて、この4人だけで楽しんじゃう。本当はお客さんを置いてっちゃダメなんだろうけど(笑)。
辰巳 ふぉ~ゆ~にしかできないことを振り返ってみると、“自分たちだけで盛り上がっちゃったとき”なんですよ。だから、ここにきて同級生というのはめちゃめちゃ大きいと思います。全員同い年で、ふと盛り上がってしまうネタが一緒なんですよね。
越岡 同じ時代を生きてきたもんね。
辰巳 それを踏まえて僕らにとってのエンタメを考えると、その瞬間にお客さんと共有した“生のもの”なんじゃないかな。楽しんでいないと楽しませられないのがふぉ~ゆ~だから。コンサートでも、「自分たちが楽しいと思えてないから、これは変えよう!」ってことがあるじゃん? 自分たちがしっくりきていないときは、それを「変えよう」と言える勇気があるのはふぉ~ゆ~らしさだと思う。
福田 そうそう。「飽きた! 変えよう!」ってね(笑)!
取材・文:久野麻衣(t-press)
撮影:桝田涼太
スタイリング:小林洋治郎
ヘアメイク:国府田雅子(b.sun)
衣装協力:
A NORVEL DAY. / JOYEUX、NEPHOLOGIST / NEPHOLOGIST(福田)
LUFON/ Sian PR、Casper John / Sian PR、Casper John/ Sian PR(越岡)
CULLNI/CULLNI FLAGSHIP STORE、AIVER/Sian PR(松崎)
STARTO ENTERTAINMENT所属。福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介による4人組グループ。2011年4月1日結成。メンバー全員が同じ年齢で、全員の名前に「ゆう」がつくことから名付けられた。「Endless SHOCK」をはじめとした舞台公演やライブショー「ENTA!」、冠番組「ふぉ~ゆ~の王道テレビ~まじデビューめざすんで!!!!」など、幅広い分野で活躍している。メンバーの辰巳が主演を務めた映画「僕らの千年と君が死ぬまでの30日間」(’23年)では、CDデビューしていないグループながら、オリジナルソング「心つないで」が主題歌に起用された。
<レオ編>
【東京公演】
2024年12月11日(水)~12月16日(月)
会場 東京都 有楽町よみうりホール
出演
福田悠太(ふぉ~ゆ~) / 辰巳雄大(ふぉ~ゆ~) / 越岡裕貴(ふぉ~ゆ~) / 松崎祐介(ふぉ~ゆ~)
太田基裕
梅田彩佳 / 西川大貴 / ダンドイ舞莉花ほか
<ルネ&ルッキオ編>
【大阪公演】
2025年1月10日(金)~1月13日(月・祝)
会場 大阪府 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【東京公演】
2025年1月18日(土)~1月31日(金)
会場 東京都 有楽町よみうりホール
出演
深田竜生 / 黒田光輝
永田崇人 / 西川大貴 / 工藤広夢
水嶋凜 / ダンドイ舞莉花
上口耕平 / 宮原浩暢(LE VELVETS)ほか
スタッフ
原作:手塚治虫
脚本・作詞:福田響志
演出:ウォーリー木下
音楽:岩崎廉
リーディング音楽劇「ジャングル大帝」
【神奈川公演】
2024年12月18日(水)~19日(木)
会場 神奈川県 KT Zepp Yokohama
【大阪公演】
2024年12月21日(土)~22日(日)
会場 大阪府 Zepp Namba(OSAKA)
【愛知公演】
2024年12月24日(火)~25日(水)
会場 愛知県 Zepp Nagoya
【東京公演】
2025年1月3日(金)~5日(日)
会場 東京都 Zepp Haneda(TOKYO)
ENTA!7 4U. Zepp in de SHOW
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