佐々木大光が語る、主演舞台「ダッドシューズ」と入所10周年

待ってるだけではチャンスは来ない

――佐々木さんは今年で入所10周年になりますね。

ええ!?  結構後輩は入ってきましたけど、まだ自分は“新しい人たち”ってイメージでした（笑）。いろいろありましたし、10年早かったですね。目まぐるしく変わってきたので。

――悩みもあったかと思いますが、それを乗り越えることができたモチベーションは何でしたか？

単純に踊ることや歌うこと、ステージに立つことが好きだったというのが大きいです。勉強もできないし、就職したいところもない。他にやりたいこともなかったので、ダンスや歌への想いが支えてくれていました。

――10年を経て、今後はどんな夢や目標に向かっていきたいですか？

いろんなステージに立ちたいですね。やっぱりライブが大好きだし、アイドルの本業でもあるので、そこだけは外せないと思っています。あとは、ライブだけじゃなくてバラエティー番組でも今までやったことのないことに挑戦していきたいです。そして、「あ～、佐々木大光ね！」って多くの方に思ってもらえるようなタレントになるのが目標です。なので、舞台もライブもバラエティーも全部、目の前にあることが今やるべきことだと思って、いただいたお仕事は全力を出してやらせてもらいます。

――では、佐々木さんと同じように夢を追いかけている方へ何か伝えるとしたら？

自分から動くこと。待つだけだとチャンスは一生やって来ないと思うんです。「自分はこういうことやりたいです！」とアピールするのも一つの方法ですよね。僕の周りでもそういう行動力のある人は、ちゃんとお仕事をいただけているなって感じます。待たずに自分から動く行動力が大事だと思います。

――最後に、この作品を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

この作品はエンタメ性あふれるすてきな舞台になっています。楽曲も素晴らしくて、振り付けも面白い。一分一秒も飽きさせない舞台になっていると思うので、楽しみに劇場に足を運んでくれたらうれしいなと思います。

取材・文：久野麻衣（t-press）
撮影：米玉利朋子
ヘアメイク：久慈真史（メーキャップルームプラス)
スタイリング：柴田拡美（Creative GUILD)
衣装協力：Theater code（ROOP TOKYO）、ASCLO（株式会社NEXT）、FRUIT OF THE LOOM（FTLジャパン株式会社）、NIKE SPORTSWEAR