2024年09月27日 16時30分
インタビュー
2024年09月27日 16時30分
インタビュー
――普段の体づくりについてお聞かせください。今は、毎日筋トレするなどのルーティーンはあるのですか?
僕、基本的に筋肉が付きやすい体質なので、あまりやりすぎてしまうと戻せなくなってしまうんです。今はちょうどニュートラルな状態で、1カ月あればここからデカくもできるし、 細くもできるし、動ける体にもできる。どこかに偏らないようキープしているので、そこまで毎日トレーニングしてはいないですね。お仕事によって変えている、という感じです。
――例えば、もうすぐ「スポダン」の収録がありますが(※取材は9月中旬)。
そうですね。「スポダン」は過去2回出ていますが、あまり上半身を使わなかったイメージがあるので、ここ半年ぐらいは上半身のトレーニングはせずに脚のトレーニングばかりしています。上半身の筋肉を落としながら体を軽くしつつ、脚の筋肉を付けるっていう。
――その次はプロレスの試合があるかと思いますが、今度はまたそこに合わせて体重を増やしていくんですか?
増やせるだけ増やしたいですね。4日しか間がないので、10キロ以上増やしたり体脂肪率を何%上げたりは物理的に無理なんですけど、できるだけレスラーらしい体型に戻したいですね。
――短期間ですごいですね! そうやってご自身の体を調節していく中で、一番大変なことはなんですか?
メンタルを保つことですね。そのためには、自分しか見ないこと。人と比べることはせず、過去の自分と比べます。結局は自分との勝負なので、自分に負けないように頑張るということを貫いていればうまくいくんです。よく、寝る前にその日一日を思い返すようにしているんですよ。そうすると、「今日は頑張ったな」って思える日もあれば、「今日はサボっちゃったな」って思う日もあって。「サボったな」「頑張れなかったな」って思う日をなくすように、一日頑張って満足しきって寝るということを続けていれば、自ずと結果につながってくることをここ何年か感じています。
――今のお話もそうですし、本書のインタビューからもわかりますが、本当にストイックな毎日を送られているのだなと驚きます。息抜きやリラックスはどのようにされているのですか?
1人でいるのが一番のリラックス法かな。僕、あんまりお酒を飲まないんですよ。昔はよく飲んでいたんですけど、お酒を飲んだ次の日に落ち込むことが多くて、それに左右されるのがすごく嫌になって。なので、最近はもう誰かとお酒を飲みながら話すことがなくなりましたね。1人で、ゲームとか好きなことをしてストレス発散したり、リラックスしたりするのが多いかもしれないです。
――気持ちが落ち込むというのは?
なんていうか……考えすぎちゃう。飲んだときに話したことについて考えてしまって、あまり寝られなかったり。それから、睡眠の質が悪くなるっていうのもありますね。お酒を飲むとしっかり睡眠できないまま緊張状態で次の日を迎えることになるんですよ。お酒自体があんまり自分の体に合わないなと思います。
――では、もし今、好きなだけ好きなものを食べていいと言われたら何を食べたいですか?
ラーメン食べたいですね〜。今年に入って1回も食べていないんですよ。
——1回も! チートデーのようなものは設けていないんですか?
僕、メンタル弱い人なので、1回食べてしまうと1週間経たずしてきっとまた食べちゃうと思うんですよ。それがどんどん続けば、チートデーでもなんでもなくなってしまうじゃないですか(笑)。そうなるのが自分でもわかっているので、チートデイは作っていないです。
――グループ活動のことも少しお聞かせください。東京ドーム公演が終わったばかりですが、ステージを終えられての今のお気持ちは?
スペシャルなゲストの方々にも来ていただいて一緒に東京ドーム公演をやらせていただいたんですけど、やっぱりすごい景色だったなと、今思い返しても興奮が冷めないですね。3年前のドーム公演で感じた感情とはまったく別の感慨みたいなものがあって、次の日になっても冷めないし、またその次の日になっても冷めないし……。ずっと心に残り続ける公演になったなと思います。
――そして、佐野玲於さんが、武知さん、川村壱馬さん、長谷川慎さんとの思い出をXに書かれていました。同じステージでのパフォーマンスはいかがでしたか?
いやぁ……すごくうれしかったですね。玲於さんは、同じカルチャー、ダンスジャンルを共にしてきた大先輩で、そんな方が僕らの公演に来てくれるっていうことが本当にうれしくて。しかも、あのステージは、玲於さんのほうから「出ていい?」って声をかけてくださったんです。もうその気持ちがありがたくて泣きそうになりました。
――KRUMPはもちろんですが、「Lost Moments 〜置き忘れた時間〜」のダンスもすてきでした。
ありがとうございます。あれやったの、ホールツアー(「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018 “GO ON THE RAMPAGE”」)以来なんですよ。
――そういえば、今回のビジュアルブックはもうメンバーの皆さんはご覧になったのですか?
ちょうど東京ドームのライブ終わりに僕も初めて見たんですけど、そのときすれ違ったメンバーに見てもらいましたね。陣さん、壱馬さん、(吉野)北人さん、樹。みんなページをめくるごとに「おーっ」て声を上げながら見てくれていました(笑)。
――ちなみに、武知さんが今後の「GL-16〜THE RAMPAGE BOOKS〜」シリーズで楽しみなのは誰の書籍ですか?
僕はMA55IVE(THE RAMPAGE)のスペシャルブックが楽しみですね。ライブを見に行ったので、どんなかっこいい写真があるのか気になるし、インタビューでもどんな話をしているのか気になります。
――では最後に、「推し楽」は推し活する人を応援するメディアということで、武知さんご自身の推しについて教えてください。
推しですか、いっぱいいすぎて悩むなぁ。強いてこれというものを挙げるとしたら、ボルドグフーシュっていう競走馬ですね。最近けがをしてしまって走れてないんですけど、その馬を機に僕は競馬を好きになったんです。2年ぐらい前の有馬記念で初めて競馬というものに触れたとき、黄色いマスクがなんだかかわいくて、最初に目がいったのがこの馬でした。レースが始まったら最後尾で、これはもう負けたなと思ったんですけど、最後の直線のところに来て気付いたら2位になっていて。追い込みがかっこよくて、もう虜になっちゃいましたね。そこからずっと追いかけているんですけど、 G1という一番大きなレースでは2着とか3着ばかりでまだ勝ったことがなくて。いつかG1でタイトルを獲ってほしいです!
取材・文:高瀬純
撮影:You Ishii
ヘアメイク:oya(KIND)
スタイリング:山田莉樹
1998年2月4日生まれ。兵庫県宝塚市出身。2014年、「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」を受け、最終審査で落選するもTHE RAMPAGEの候補メンバーに。後に正式にTHE RAMPAGEのパフォーマーとなり、2017年に1stシングル「Lightning」でデビュー。身長183cm、体重78kg、体脂肪率3%という鋼の肉体を誇り、ボディコンテストでの優勝経験を持つ。運動神経も抜群で、TBS系「最強スポーツ男子頂上決戦2022」では、初出演にして優勝を果たし話題を呼んだ。ドラマ「覆面D」(ABEMA TV)でプロレスラー役を演じた際、DDTに指導を受けたことがきっかけとなり2024年2月にプロレスデビュー。9月29日には第2戦に挑む。
2024年9月19日(木)発売
幻冬舎刊
武知海青のボディメイクの神髄を捉えたビジュアルブック。鍛え抜かれた筋肉美を余すことなく披露したグラビアカットのほか、プロレスファンからも絶賛されたプロレスデビュー戦の舞台裏や、2013年から現在までの身体の変遷に追った「BODY HISTORY」、「体作りは7割が食事から」と語る武知による食へのこだわりも紹介。さらには、両親と姉2人が武知について語る座談会に加え、「完璧になれない」「弱い心」「本当の自分」など、普段語られることのない繊細な胸の内を武知自身が語ったインタビューもたっぷり掲載。
『BULLET』 武知海青(THE RAMPAGE)/幻冬舎
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