2024年12月06日 15時00分
インタビュー
2024年12月06日 15時00分
インタビュー
「約30年の中で感じてきたことをさらけ出した」というRIKUさん
――今回、楽天ブックスの特典には2種類のアクリルスタンドがありますが、このショットを選ばれた理由というのは?
RIKUと青山陸をアクスタでも表現したくて。だからかっこつけマンとナチュラルの2種類を選びました。
――このナチュラルのほうの振り切り方がすごいですよね(笑)。
おバカですよね~(笑)。ランペでだったら絶対やらないでしょうね(笑)。でも今回はせっかくの機会だし、普通にしてもつまらないなと思って。ご飯に行くときとかライブにお越しくださるときはもちろん、サウナに行くときなんかに一緒に持っていってもらえるといいかなと思います(笑)。
――ちなみに「GL-16」のほかのメンバーの書籍はご覧になっていますか?
もちろん見てます。やっぱりどれもメンバーの個性が爆発していますよね。同じメンバーの僕から見ると、写真や文から、その言葉の裏側が見えるというか……。多分、編集者さんの手が入って整えられているところもあるんだろうけど、僕にはその真意が見えちゃう。「なるほど、こういうことが言いたいんだな」とか「これが見せたかったんだな」とか。そういうところも含めて楽しんでいますね。
――近況としては、「前田慶次 かぶき旅 STAGE & LIVE ~肥後の虎・加藤清正編~」を終えられたばかり(※取材は11月中旬)。全23公演を完走して、今のお気持ちは?
本当に大変でしたけど、すてきな仲間たちに出会えて、僕は運がいいなと。僕自身、“前ステ”ロスです。毎日前ステメンバーとは連絡を取っていますし。
――Xに共演者の皆さんへのメッセージを書かれていて、本当にすてきな方々だったんだなと感じました。
改めて役者というお仕事ってすてきなんだな、楽しいなって再確認させてくれた作品でした。今回、共演者の皆さんが、僕以外みんな役者という仕事でしっかり飯食って生きている方たちで。ものすごい試練を与えられたなと思いつつ(笑)、だからこそ、もうできないことはできないですって宣言して、「槍振るの初めてです、教えてください」みたいな感じで、どんどん周りに聞いていくようにしました。それをもう皆さんが温かく受け止めてくれて、本当にありがたかったです。おかげで僕も変な緊張を感じることなく、本番を走り抜くことができました。
――ここ数年、舞台作品には年1本は必ず出られています。舞台での活動がアーティスト活動に与える影響って大きいですか?
舞台には、歌手として成長するヒントがめちゃくちゃありますね。この前、レコーディングしていたときにもそれを如実に感じました。直接的なつながりが見えないように感じるかもしれないけど、僕の中ではすごくヒントが散らばってるのが舞台演劇。正直、舞台ってやっている期間はつらいし大変です。でも、歌手として成長できるし未来が変わるだろうなって思っていて……それも近い将来ではなく、10年後、20年後に大きく影響するだろうなって。この本でも書いたとおり、そういうつらい道を選ぶのが成長への近道かなとは思うので、これからも挑戦していきたいですね。
――今回の体作りなどもそうですが、すごくストイックでいらっしゃって。息抜きなどはどのようにされているのですか?
皆さん、よく僕のことを「ストイック」と言ってくださいますけど、オフるときは全力でオフってます。家の中ではものすごいぐうたら星人なんですよ(笑)。
――思いっきり甘いものを食べたりも?
そういうときも全然ありますよ。もちろん毎日はできないですけど、本当に食べるのが好きなのでご飯はめちゃめちゃ食べてますし。今は舞台も終わって時間があるので、料理作りまくって。そういう時間も僕の中での息抜きですね。
――では最後に。推し楽は「推し活するあなたを“推す”メディア」ということで、RIKUさんの今の“推し”についてお聞かせください。
魔裟斗さんと矢沢心さんご夫妻です。昨日もちょうど魔裟斗さんのYouTube(魔裟斗チャンネル)を見ていたんですけど、夫婦でツーリングに行ってご飯を食べる動画があって。すごくほほ笑ましくて、こういう家庭をいつか築きたいなって思いました。僕の中の理想の夫婦ですね。
あと、ぜひ推したいのは僕が自分で作るスープカレー! 好きなお店のスープカレーがあって、その味の記憶を頼りに試行錯誤しながら再現してできた最高のスープカレーです。友達に食べてもらったら「お店で出せる味」と言われました。
――それは気になります! 披露する場がないのが残念ですね。
発売イベントのときに作って持っていこうかな(笑)。
取材・文:高瀬純
撮影:SHOTA SOTODATE
ヘアメイク:ウエノアヤコ(KIND)
スタイリング:浅井秀規
2024年12月7日(土)発売
幻冬舎刊
30歳となった「今の自分」をつくりあげた、“喜怒哀楽”から生まれた思いを表す「365」の言葉を、「リアルなRIKUを表現したい」と撮影に臨んだ3万カットからの厳選ビジュアルとともに届ける。「365」という数字には、読者の365日を支え、寄り添うものにしたいという願いが込められている。「自分を生きることの大切さ」「独りじゃないと気付かせてくれたメンバーへの想い」「二度と夢を諦めない」など、RIKUの魂の叫びが炸裂。「何があっても、生き抜いていこう」という力強いエールにあふれた一冊となっている。
1994年8月10日生まれ、埼玉県出身。THE RAMPAGEのボーカル。2014年4月「VOCAL BATTLE AUDITION4」に合格し、同年9月、THE RAMPAGEの正式メンバーに。2017年に1stシングル「Lightning」でデビュー。2021年9月、舞台「REAL RPG STAGE『ETERNAL』」で初主演を果たし、その後も「Musical『天使について』~堕落天使編~」('22年)、「ミュージカル『フィーダシュタント』」('23年)、「戦国時代活劇『HiGH&LOW THE 戦国』」('24年)と、舞台作品に出演。2024年9月、11月には「前田慶次 かぶき旅 STAGE&LIVE〜肥後の虎・加藤清正編〜」で主演を務めた。ラジオや音楽番組のMCとしても活動中。
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