2024年12月07日 15時26分
レポート
2024年12月07日 15時26分
レポート
RIKU(THE RAMPAGE)
THE RAMPAGEのボーカリスト・RIKUが、12月6日に「フォト&ワード集『RIKU365』」の刊行記念イベントを開催。イベントに先立って行われた取材会で、作品にかける思いをたっぷり語りました。
本書はTHE RAMPAGEの“ストイック王子”RIKUの、鍛え上げられた体と心を写真と文章で表現した1冊です。綴られた言葉は、RIKU自身が普段から心に秘めている思いの数々——「自分を生きることの大切さ」「独りじゃないと気づかせてくれたメンバーへの想い」など、“魂の叫び”とも言えるものばかり。「以前から自己啓発本なるものを作りたかった」というRIKUですが、「自分自身が長い本を読むのが苦手なタイプなので、端的な言葉で表現した」とのことで、誰もが手に取りやすい内容になっています。
強い言葉も多々ありますが、「それもありのままの自分の心から出てきた言葉」とRIKU。「人間誰しも浮き沈みがあるもの。ここ数年悲しいニュースが続くことも多く、自分自身も苦しい時期があったけど、人としてこの世に生まれてきたことには必ず意味があると思っていて。その意味を理解するための旅が人生なのかなと思うんです。その意味がわかる前に途絶えさせてしまうのはもったいないと思うので……。今つらい人もいると思うけど、そういう人の背中を押すというよりは一緒に肩を組むような感じでメッセージを伝えたくて。それで、今まで言えなかったようなことも、取り繕わず言っています」と、覚悟を持ってパンチのあるメッセージを綴ったことを熱量高く明かしました。
ビジュアル面では、RIKUのさまざまな一面を切り取ったショットが満載。中には、鍛え上げられた美しい肉体美も! 最初にスタッフと打ち合わせをした時点で「脱いでいただけますよね?」と尋ねられたというRIKUは、負けず嫌いの部分が刺激され「じゃあ想像を超えてやろう、引くほどのレベルで仕上げてやろうってスイッチ入っちゃって(笑)」と、極限まで鍛えることを決意したそうです。そこから撮影までの2カ月間、食事のメニューやトレーニングメニューを細かく組み、最後は水抜きといわれる方法でキツイ減量に挑んだことを明かしました。手応えを尋ねられると、「人生最高の状態でフィジカルを作れたという自信があります」と笑顔に。とはいえ、やはり「撮影前日は寝られなかった」というほど水抜きは苦しく、撮影後ようやく水を飲めた際には全身に水が行き渡る感覚を覚えたそう。表紙は、水を飲めた後に撮影したショットとのことで、RIKU自身「ちょっと顔が明るいですよね。元気に満ちあふれてます(笑)」と、照れ笑いしつつ振り返りました。
また、写真には、カッコいい表現者の“RIKU”としてだけでなく、一人の青年である“青山陸”としての顔もいっぱい。地元に帰って母校に行ったり、思い出の店を訪ねたり。そんな中でもお気に入りの1枚は、つけ麺を食べているショットだそうで……。「こういう食事はずっと我慢していたので、『仕事だもん』って、食べるシーンを撮らせていただいたんですけど(笑)」と、“撮影の仕事”にかこつけてちょっと高カロリーなつけ麺を食べさせてもらったとお茶目に笑います。「僕って、好きなものを食べるとき、こういう顔をするんだって初めて知れた1枚です」と、自分でも意外な発見になったようでした。
THE RAMPAGEへの愛もたっぷり語られている本書。「僕からTHE RAMPAGEを取ったら何も残りませんっていうのが正直なところ。語り出したら多分5時間ぐらいかかりそう。THE RAMPAGEは今の僕のすべてなので、奪わないでいただきたい場所です」と熱い想いを打ち明けます。
メンバー一人一人へのとっておきの一言も掲載されていますが、制作スタッフいわく、コメントを取った際にはスラスラと言葉が出てきたとのこと。RIKUは、「結成して11年目に入って、レッスン生の頃から含めると人生の半分以上を一緒に過ごしてきたメンバーが多いので、本当に家族のような存在で16人兄弟みたいな感じ」と、メンバーに想いを馳せてしみじみ。「もちろん、“もっとこうしたほうがいいんじゃないか”とか思うことはお互いあるけど、それ以上に好きなところが多いし、リスペクトしあえる部分がたくさんある。だから、その人のことを語ってくださいと言われたらどんどん出てくるんですよね」と話し、メンバーに寄せる想いの深さを感じさせます。RIKU自身も、以前メンバーたちから「あなたの歌が圧倒的な武器」と言われたことがあり、それが自信や誇りになっているそう。「その言葉が自分の体の中で生き続けているので、僕もすてきだなと思ったことは常に伝えていかなきゃいけないなと学びました」という言葉に、メンバー同士の素晴らしい関係性がうかがえました。
今年、30歳という節目を迎えたRIKU。「『よっこいせ』が増えました(笑)。肉体的には、ハードなトレーニングをした後やライブを終えた後の体のダメージの残り方とか、筋肉痛が来るまでの時間がめちゃめちゃ長くなってきたこととか、どうしようもない、避けようもないことを実感することが増えてきました。お酒も飲めなくなったし、学生時代は一生カルビだけ頼んで食べ続けてたのに今は初手のほうに1枚だけでよくなったし……」と、歳を重ねた変化を嘆いて記者陣を笑わせます。その一方で、「老いていくことも人間らしくて、きっとこの先面白いことになると思うので。この先は『あんなオヤジになりたい』って思われるような男になっていきたい」と、RIKUらしい目標を宣言! 「それを目指して、実際に今髪の毛伸ばしてます」と、ニヤリと長髪をアピールしていました。
推し楽ではそんなRIKUが本書への思いを語るインタビューを掲載中です!
取材・文:高瀬純
撮影:古水良
2024年12月7日(土)発売
幻冬舎刊
30歳となった「今の自分」をつくりあげた、“喜怒哀楽”から生まれた思いを表す「365」の言葉を、「リアルなRIKUを表現したい」と撮影に臨んだ3万カットからの厳選ビジュアルとともに届ける。「365」という数字には、読者の365日を支え、寄り添うものにしたいという願いが込められている。「自分を生きることの大切さ」「独りじゃないと気付かせてくれたメンバーへの想い」「二度と夢を諦めない」など、RIKUの魂の叫びが炸裂。「何があっても、生き抜いていこう」という力強いエールにあふれた一冊となっている。
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